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VALORANTで撃ち勝ちたい。240Hzの次に選ぶモニター2台

あと一勝で昇格。ピークしてきた相手に照準を合わせたつもりが、撃ち負けた。自分のエイムに自信がない分、装備にも少し頼りたい。使えるものを味方につけて、今のランクを一つ上げたい。240Hzの次にモニターを選ぶなら、そんな買い方もあります。
VALORANT中心で、今の24型前後・フルHDに近い画面と動きの見やすさを重視するなら、BenQ ZOWIE XL2566X+。 400Hzと残像低減機能のDyAc 2を一緒に使えます。別のゲームや普段の作業でも、精細な画面と深い黒を楽しみたいなら、ASUS ROG Swift OLED PG27AQDP。 こちらはWQHDの480Hz有機ELです。
どちらも安い買い物ではありません。今のPCでどこまでfpsが出るか、そしてVALORANT以外にも同じ画面を使うかで選んでいきましょう。
| XL2566X+ | PG27AQDP | |
|---|---|---|
| 画面 | 24.1型・フルHD(1920×1080) | 26.5型・WQHD(2560×1440) |
| パネル/最大表示 | Fast TN液晶・400Hz | 有機EL・480Hz |
| 動きへのアプローチ | 400HzでDyAc 2を使用可能 | 480Hzの通常表示、または120/240HzでELMBを使用可能 |
| 販売価格の一例(2026年11月4日時点・税込) | 129,770円 | 174,800円 |
仕様はBenQとASUSの公表値。価格は2026年11月4日に確認したビックカメラの税込表示で、XL2566X+-JPとPG27AQDPの例です。ポイントや送料は差し引いていません。価格・在庫は変動します。
- 240Hz4.17ms
- 400Hz2.50ms
- 480Hz2.08ms
1,000 ÷ Hz で算出。横棒は共通スケール。
操作から表示までの遅延とは異なります。
240Hzから上げると、どこが変わる?
画面の更新間隔は、240Hzで約4.17ミリ秒、400Hzで約2.50ミリ秒、480Hzで約2.08ミリ秒。400Hzと480Hzの差は約0.42ミリ秒です。これは理論上の間隔で、操作から表示までの遅延を測った値ではありません。
試合中に300fps前後なら、PCが描く新しい画面は毎秒約300枚です。400Hzへの買い替えで得られるものは、表示機会の増加と、買い替え先のパネルの応答や残像低減機能。PCの描画性能とモニターの表示方式を合わせて考えると、差額を払う理由が見えてきます。
購入前に、普段の解像度・画質で試合中のfpsを表示してみてください。射撃場の上限だけでなく、スキルが重なる場面でも見ます。240前後が多いなら、まず画質設定やPC側に余地があるかを見る。400前後を維持できていて、今の動きの見え方に不満があるなら、モニターに予算を回す理由がはっきりします。
XL2566X+:小さめの画面と、動きの輪郭を優先する
24型前後のフルHDに慣れていて、VALORANTがメイン。照準を振ったときや敵を追うときの見え方を重視するなら、XL2566X+が候補です。現在の機種や残像低減設定によって、買い替え後の差は変わります。
この機種の目玉は400HzとDyAc 2の組み合わせです。バックライトを短く点滅させ、目で動きを追うときのぼやけを抑えます。Hzを上げることとは別の方法で、動きの見え方に手を加える機能です。
自作とゲームと趣味の日々の実測レビューでは、400Hz・オーバードライブ「高」の撮影で、直前の像が薄く残る様子を確認しています。同レビューはDyAc 2を最大400Hzで使えること、可変リフレッシュレート(VRR)とは同時に使えないことも確認しています。強い応答速度設定では逆像も出るため、数字だけで設定を最大にするより、残像と色のにじみを見て調整したいところです。
DyAc 2は点滅を使うので、見え方の好みもあります。普段VRRで画面のずれを抑えている人は、滑らかさを優先するか、DyAc 2による動きの明瞭さを優先するかを選ぶことになります。これは購入前に知っておきたい分かれ目です。
PG27AQDP:高Hzに加えて、画面の広さと精細さも欲しい


VALORANTも遊ぶけれど、RPGや映像、普段の作業にも同じ画面を使うなら、PG27AQDPが魅力的です。WQHDの画素数はフルHDの約1.78倍。26.5型の画面に細かい映像を表示でき、有機ELは暗い場面の黒も得意です。RTINGSのレビューも高速な応答と深い黒を評価しています。
対応する接続と設定なら480Hz表示を選べますが、WQHDのまま遊ぶならPCが描画する画素も増えます。今フルHDで400fps出ているとしても、解像度を上げた後に同じfpsが出るとは限りません。大きい画面を近くに置くと視線の動き方も変わるため、机の奥行きも含めて選びたい機種です。
画面が大きすぎると感じる場合は、ASUS公式が案内する24.5型相当の表示モードもあります。2368×1332で480Hzに対応し、同じモニターで表示領域を小さくできます。発売当初のレビューにある、このモードで文字がぼやける問題については、ASUSが2024年10月のMCM103で修正を報告しています。
奥の出入口に立つ相手を見ながら、画面サイズを切り替えてみてください。

同じ16:9の場面を、それぞれの画面サイズに合わせた比較です。映る範囲は同じ。目から画面までの距離が同じなら、26.5型では相手が縦横とも約1割大きく見えます。
今の24.1型を60cm離して使っているなら、26.5型を約66cmまで下げると、ほぼ今と同じ大きさに見えます。
画像はVALORANT公式素材セットより。© Riot Games, Inc. 本記事は同社の素材利用方針に沿って編集部が制作したもので、同社の公認・協賛を受けていません。
PG27AQDPにも残像低減機能「ELMB」があります。ただし使えるのは120Hz/240Hzで、VRRとの同時使用はできません。TFTCentralが2024年9月、ファームウェアMCM102で行った追従撮影では、240HzのELMBと480Hzの通常表示は近い鮮明さでした。ELMBは点滅を伴います。その後、ASUSはELMBや輝度に関する修正を含むファームウェアを公開しています。高Hzの通常表示か、点滅による残像低減かを選ぶ設定です。
有機ELには、同じ場所に固定表示を長時間出し続けると焼き付きが生じるリスクがあります。ゲームのHUDや作業中の固定表示が多いなら、画面保護機能を使い、保証条件も購入先で確認しておくと安心です。
自分の装備に加えるなら、どちら?
上の同店価格例では、PG27AQDPが45,030円高くなっています。価格差は販売店や時期で変わります。比べるときは、80Hzの差だけでなく、WQHDの広い画面と有機ELを普段のゲームや作業で使いたいかも考えたいところです。
ランク戦に合わせて装備を揃えたいなら、XL2566X+。 フルHDの小さめの画面で400HzとDyAc 2を組み合わせられます。今のモニターがすでに残像低減に対応している場合は、その設定も踏まえて選びたいところです。
VALORANTも他のゲームも一台で楽しみたいなら、PG27AQDP。 480Hzの通常表示に加え、WQHDの精細さと有機ELの黒を選べます。ELMBを使う場合は240Hzまで、VRRとの併用もできません。
試合中のfpsが240前後で今の画面に不満がなければ、手持ちを使い続けてPC側に予算を残す手もあります。自分の環境と予算に合う一台を選んで、次のランク戦へ。新しい装備で挑む楽しさも、買い替える理由の一つです。
メーカー資料と第三者の実測を照合した比較記事です。各媒体の測定条件と結果は、本文の出典リンクから確認できます。